「Web2.0」 や 「Ajax」 のように、既存の手法を一見新しい技術のように漠然と言い換えただけのようなキーワードの総称を 「バズワード (buzzword)」 と呼ぶ。大抵は素人 (客側) に何か凄い次世代技術と思わせるための、勿体振ってはいるが中身の無い単語の事である。
バズワード(buzzword)とは一見専門用語のように見えるがそうではない、明確な合意や定義のない用語のことである。(Wikipedia より引用)
これは提案書で客を躍らせる営業的な目的であり、実態を晒しても次から次へと出てくるところを見ると、技術屋の顰蹙は完全に覚悟の上であるようだ。
最近は乱用のため SOA (Service Oriented Architecture) もバズワードにノミネートされてしまっているようである。まぁ CORBA 時代からある分散コンピューティング設計の名前を変えただけだからなぁ。
海に落ちた車をクレーンで引き上げている様子。
クレーン車、到着!
がんばればんがれ!
上がった!
ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
あちゃ~
親分登場
余裕で引き上げ
よいしょ、よいしょ
うりゃ~
なんて、結構前にネットで見かけた笑いネタ。
…
だが時が経つにつれ、いつの間にやら一コマ加えられて流布するようになった。
アイヤ~!
ほ、本物か? 何かオチ狙い臭いし、コラ臭いし、だいたい最初見た時はなかったし… 奥の赤いセダンは 2 台目が到着してからは黒のワンボックスに変わってたはず。白いボードも 2 台目が来てからはいなくなってる。
ニセモノだとは思うが、何かもやもやするので Photoshop で弄ってみた。ちょっとした拡縮と平行移動で位置あわせするだけでこんなんなった。
うーん、どう見ても 5 枚目の合成です。本当にありがとうございました。
ネットで探してみたら結構検証されてるのね。こちらのサイト
では事細かに事の背景を調査されているようでした。
java.util.Date クラスが immutable じゃないのは、Calendar の登場した 1.1 以降では設計ミスだね。Hashtable と Map インターフェースのように、以前との互換性を保ちつつより抽象化されたインターフェースを乗っけてほしかった。
意図しない変更を避けるために日時データは基本的に long 型で持ちまわるようにしているが、DateFormat で文字列化する時に毎回 Date インスタンスを作成するオーバーヘッドが気にかかる。気にかかると言っても気持ち悪い程度の問題ではあるが。
オーパーツ (OOPARTS) とは、「場違いな工芸品」という意味。それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指し、英語の Out Of Place Artifacts の頭文字をとったものである。日本語では「時代錯誤遺物」と意訳されることもある。
quoted from Wikipedia
開発現場は時にオカルトである。この業界の人間なら誰しも一度は 「こびとさん (俗称)」 の事例を耳にしたことがあるだろう。助けられた人や嫌われてる人、住み家と思しきサーバの裏にこっそり供物を置く人や、さらにはモカの過剰摂取で実際に目撃したという人まで出る始末。こびとさんとは関係なくても、ルーターの出初式にオフダをかかさない人、開発機に〆縄張る人など、情報化社会の仕事人とはいえ、やはりそこは人間である。
最近、オーパーツという単語を目にする機会があったので調べてみた。何でも古代遺跡から出てきたトンデモ遺物 ─ マヤのパレンケ遺跡で見つかったロケットの設計図だとか、白亜紀の地層から出た靴で歩いたような足跡の化石だとか、まるで手塚治虫の三つ目がとおるを彷彿とさせるようなそんな類のものである。
開発の現場でも、意外なところで場違いかつ用途不明なモノを発見をすることがしばしばある。知らない人が残していったツールであったり、あるいはもはや実行環境すらない 20 年前の COBOL ソースであったり。その手のものはまとめてオーパーツと呼んで良いだろう。それに OOParts って何かオブジェクト指向チックじゃない。
大きなプロジェクトだと、終盤に差し掛かった頃に全ソースを 「?」 「なぜか」 「かも」 「多分」 「絶対」 「はず」 などで検索してみると大変興味深いものが見られるだろう。もちろんそれを全部消せなんて野暮なことは言わないで、黙って一つ一つ丹念にコードを確認出来る人間だけがこびとさんになる資格を持つのである。